終活とは?終活を始める4つのコツ
終活ってよくわからない?
すっかり日常の中に広がった「終活」という言葉。
気にはなるけれど、何をしたらいいのかわからない…
●終活とは?
●終活は本当に必要なの?
●終活を行うメリットは?
●具体的に何をするの?
●いつから始めるの?
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
事実、終活の認知度は9割、終活をしたいと思っている人は約6割、すでに取り組んでいるのは約1割。実際にはなかなか手をつけられていない人が多い、という結果が出ています。
やったほうがいい、と感じているのに
「できない」ときって、苦しいですよね。
ご安心ください「できない」には理由があり、そして「できない」状態から抜け出す方法があります。
自分がやりたい事、ありたい姿がイメージできない。
→やりたい事、ワクワクすることを明確にする。
完璧主義、行動のハードルが高すぎる。
→できる事・やりたい事に絞る。面倒なことは後回しにする。
何から始めればいいか、手順や、やり方がわからない。
→困った時は迷わず終活カウンセラーや各専門家に相談する。
行動のブレーキになっている本音や、理想のエンディングを迎えるための具体的な内容や心構えを明確にイメージできるよう簡潔にまとめてご紹介します。
終活とは?
今をよりよく生きるための「人生の棚卸し」
終活とは、人生の終わりと向き合い、今をよりよく、自分らしく生きる活動のこと。自分の遺したい「物・想い・情報」を整理し、大切な人へ確実に引き継ぐ事で、自分自身とあなたを取り巻く全ての人が安心して暮らしていくための活動です。
終活は本当に必要なの?
近年の終活ブームにより世の中に情報があふれ、価値観や家族の形も多様化する中、「あれも」「これも」とお金も時間もかかってしまう過剰な「終活ビジネス」には注意が必要です!「家族の為」「ご自身のこれからの為」常に何の為なのかを心の真ん中に置き、本当に必要なものだけを見極めて賢い終活を目指しましょう。
終活を行うメリットは?
終活を行うと、自分自身にも、家族にもメリットがあります。終活を始めるにあたり、どのようなメリットがあるのかチェックしておきましょう。
1. 家族に迷惑や負担をかけない
病気・介護、遺産相続、葬儀のことなど自分の意思を明確にすることで残された家族が死後の手続きをスムーズに行えるため不要なトラブルも回避できます。
2. 心の整理ができる
やってみたかった事、過去の交友関係など自分がこれまで歩んだ人生を振り返ることで、残りの時間をどのようなことに使うかを計画する事ができます。
3. 持ち物の整理ができる
不用品の処分や、身の回りの整理、資産の洗い出しをすることで、これからの生活を快適に暮らせるようになります。また、デジタル終活することで、家族に残したいもの、見られたくないものを分類でき安心です。
4.これからの人生をより良く生きれる
終活を行う事で、心や物の整理ができ「漠然とした不安が軽くなった」という声も多く聞かれます。不安が軽くなることで前向きな気持ちになれたり、今よりもより良い人生にしたいという意欲にも繋がっていきます。
具体的に何をするの?
終活を何から始めれば良いかと悩む人も多いかと思います。そこで終活のやるべきこととして、7つを例に選びました。
1. 生前整理
不用品の処分、誰に何を譲りたいか、PC・スマホのデータ
2. 介護・医療
病歴、服用している薬、かかりつけの病院、延命治療・尊厳死の希望、介護に対する希望
3. 葬儀
葬儀の規模・予算、宗派、戒名の希望、葬儀社、喪主は誰にするか、遺影写真
4. お墓
供養の形式:代々のお墓・散骨・樹木葬・納骨堂、お墓の維持・管理、墓石の費用
5. お金と住まい
老後に必要なお金を把握する、老後資金の計画を立てる、自宅か施設か終の住処を選ぶ
6. 財産・遺産
相続の仕組みを知る、相続人を確認する、資産を把握する、遺言書を書く、遺産分割を考える、相続税対策、家族でしっかり話し合う
7. エンディングノート
自分史、好きなもの、やってみたいこと、もしものときのこと、大切な人へのメッセージなど、書くことを通して「どう生きたいか」を整理する
いつから始めるの?
一般的には定年退職後60代に入ってから、終活を始めるきっかけとして多いのは前述した定年退職や還暦、身近な人が亡くなった時など、人生に節目となる出来事があったときです。また、健康面などで不安を抱えた時、実際に余命宣告を受けて必要に迫られというケースもあります。終活を始める年齢は「早ければ早いほど良い」と言われます。その理由は気力・体力が充実しているうちに、計画的に準備を進められるから。終活を始めるなら今。あなたのペースで体が元気に動くうちに取り組んでみましょう。
まとめ:終活を始める4つのコツ
終活始めるなら思い立った今日が好機、終活を始めるコツは?
1.「やりたいこと」から始める。
2.「できること」から着実に。
3.「面倒なこと」は後回しにする。
4.「必要最小限」に絞って行う。
終活のハードルを下げて、とにかく最初の一歩を踏み出しましょう。そして、一番大切なことは、終活を「誰のため」「何のため」にするのか、ズバリ「自分のため」「幸せのため」です。ご自身の幸せが最終的にはご家族の幸せにもつながります。人生100年時代を自由に生きるため、ぜひ終活に取り組んでみてください。